2011/10/17 18:12
NRIセキュアテクノロジーズ株式会社と日本マイクロソフトが協業する、より安全なクラウドサービスで、オプションとしておくとパスのICカード認証機能が使用される予定となりました。
以下、NRIセキュアテクノロジーズ株式会社ニュースリリースより引用。
NRIセキュアと日本マイクロソフトがより安全なクラウドサービスの提供に向け協業
~秘密分散技術を用いた世界初の分散ストレージサービスを開始~
NRIセキュアテクノロジーズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:増谷 洋、以下「NRIセキュア」)と、日本マイクロソフト株式会社(本社:東京都港区、代表執行役 社長:樋口 泰行、以下 「日本マイクロソフト」)は、企業がより安心してクラウドを利活用できるよう、安心・安全なクラウド環境の提供に向けて協業することに合意しました。
本協業の取り組みの第一弾として、NRIセキュアの「SecureCube / Secret Share®」と日本マイクロソフトの「Microsoft® Windows Azure™ Platform (以下Windows Azure)」を連携させた、「世界分散ストレージサービス(仮称)」を、NRIセキュアが、日本マイクロソフトの技術支援により開発し、11月上旬より販売開始します。これは、秘密分散技術を用いて重要データを非重要情報化し、世界中のデータセンター(以下DC)に分散保管する世界初のサービスです (2011年10月12日現在。NRIセキュア調べ)。
両社では、本サービスの提供が、日本企業のクラウド利活用の起爆剤となり、世界市場における日本企業のコスト競争力の強化や業務生産性の向上に貢献できるものと期待しています。 NRIセキュアでは、今後3年間に「世界分散ストレージサービス(仮称)」を300社に採用いただき、10億円以上の売り上げを目標としています。
情報セキュリティの分野では、日本発の製品、サービスがグローバルスタンダードとなっている例はほとんどありません。NRIセキュアは、日本における情報セキュリティ分野の草創期からリーディングカンパニーとして多くの日本企業のセキュリティ対策に貢献してきました。海外に比べセキュリティ意識が高い日本市場でも通用するセキュリティ水準の高いクラウドソリューションを、世界規模のクラウドプラットフォームであるマイクロソフトのWindows Azure上で提供することで、今後海外市場でも評価を得られるサービスを提供できるものと考えました。
また、日本マイクロソフトでは、本ソリューションの提供により、企業がクラウド上のデータ保管を検討する際の課題として挙げるセキュリティリスクを軽減することで、クラウドサービスの普及をさらに促進できるものと考えています。
「世界分散ストレージサービス(仮称)」では、Windows Azureの世界規模で最適化されたネットワークにより、世界のどこにいても、オフィスにいるのと変わらないアクセスのしやすさで、クラウド型データ管理 サービスが提供されます。世界規模でのリアルタイムバックアップや広域災害対策のほかに、各国の電力事情、政治情勢、災害等によるデータの差し押さえや消 失、出入国時にモバイルPCが没収される等のカントリーリスクにも対応できます。
「世界分散ストレージサービス(仮称)」で利用する秘密分散技術は、強度な鍵で暗号化する従来のアプローチとは異なり、1つのファイルを複数の部分データ (以下「分散片」)に分割し、複数の場所に分散して保管します。この技術を利用した分散ストレージサービスには、以下の特長があります。
さらに、オプションとしてファイルの世代管理機能を提供し、最新のファイルだけでなく、指定した世代までさかのぼることができます。「世界分散ストレージサービス(仮称)」の詳細は下記Webサイトを参照ください。
http://www.nri-secure.co.jp/service/cloud/gss.html
※NRIセキュアは、すでにマルチテナント型の 「SecureCube / Secret Share」を提供していますが、これは、ひとつのCPU、ストレージを共有するサービスです。今回の「世界分散ストレージサービス(仮称)」は、 「SecureCube / Secret Share」の上位に位置するサービスであり、Windows Azure上に企業ごとにCPU、ストレージを提供するシングルテナント型のサービスとして、より高い性能やセキュリティ要件が求められる場面での利用を 想定しています。
NRIセキュアテクノロジーズ株式会社 ニュースリリース
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